あなたの大事なものは何？

「これがしたい」と言うところから、仕事選びに入る方が多いのですが、【仕事は職種で選ばない】でもお伝えした通り、仕事内容だけを見て就職の軸を考えるのはオススメしません。
仕事が何よりも大事で、仕事に100％に近いパワーを注げる方はその軸でも構いません。
ただそのような方は、私の元へ相談しに来たり、「見たら何か変わるかも」を御覧いただいていないと思います。
ほとんどの方がプライベートの家事、育児、介護などと、お仕事の両立をお考えの方が多いのではないでしょうか。

限りある中の最大の選択肢を取る

キャリアはもちろん大事ですが、バリキャリを目指すのであれば一旦仕事に全てを注ぐ必要がありますし、プライベートの限られた中で働くことを選択するなら、限られた中でできることを選択する必要があります。
全てを取りに行くことは、難しいのではないでしょうか。
自分の中で大事にしたいことをしっかり見極め、その中で取れる選択肢の中のベストを選択する必要があります。
仕事内容や業界によっては、そもそもプライベートとの両立が難しいこともあります。

自分の条件を整理すること

仕事内容以外の条件をまず整理してみてください。

1. 時間
2. 金額面
3. 休日曜日

1の時間については、毎日のことになるので、現実的に考える必要があります。
ここはドアtoドアで考えましょう。
何時に家を出れて、何時に帰らないといけないのか
お子さんのお迎えや、介護などの時間は動かせないですよね。
動かせないものは、譲れない条件になるので明確にしましょう。

2の金額面は、仕事をする理由の一番は生活のためであることも大きいと思います。
「最低限これだけはないと」という金額を月額で考えてみましょう。
パートやアルバイトなど時給で働くことを、検討している方も一旦月額で考えてください。
大抵の職場はお給料日は月に1回です。
月間で必要な金額をきちんと見極めましょう。
ひとり親世帯などで、手当が見込める方は、こちらもきちんと把握しましょう。
一時的に手当なども含んだ働き方を選択した方がいい場合もあります。

3の休日は、365日稼働している業界、個人のお客様がターゲットとなっている業界は土日休みではないこともあります。
他にも業界によっては、「水・日」「月・火」など、固定の休みが土日ではないということもあります。
また私は愛知県在住ですが、愛知県は「トヨタカレンダー」で稼働している企業も多いです。
トヨタカレンダーは、ゴールデンウィークなどに関連する祝日でない限り、祝日は出勤となります。
こちらも家庭環境などによっては、ご主人が土日の家事育児を担って貰えるから自分は土日に働く。
利用している介護施設は平日しか対応していないなど、ご自身の環境なども考慮して考えてください。

この3点に関しては、ご家庭などと両立する時には比較的キーポイントになることが多いので、明確にしておきましょう。

その他の条件

雇用形態や働く日数など、他にも優先したいことは多いかと思います。
雇用形態の特徴に関しては、次回詳しく説明したいと思います。
働く日数などは、環境的に何日しか働けないなど、ご自身やご家族の体調面や、通院などで1日何時間しか働けないなどがある方は譲れない条件にします。
それ以外の方は、希望のお給料や、ドアtoドアの時間など、他の条件と一緒に考えた方が良いです。
少しずつ整理していくことで、自分の条件も譲れるもの、譲れないものが見えてきます。
もちろん求職活動をしていく中で、変わっていくものもあるかもしれませんので、あまり固定する必要はありません。
しかし自分の中で譲ってもいいことと、家庭環境などで変えられないものは違います。
一旦このあたりを明確にすることを目標に整理してみましょう。