まず最初に[履歴書を書いてみよう]と書きましたが、いかがでしょうか?
なぜ履歴書と職経歴書が必要なのか?という話をしてみたいと思います。
看板もなく、広告も出さないお店にお客様は来店できない
宣伝をすることでお客さんはやってきます。
何を売っているのか?値段はどのくらいか?
どんなシュチュエーションで利用できるお店なのか?
お店のコンセプトや強みを知ってもらうことで、それを求めてくるお客さんが来てくれる。
お友達とゆっくりお茶しようと思う場合のお店と、家族でごはんを食べようと思うお店は違うはずです。
転職活動においても変わらないのです。
皆さんの存在は、企業さんは知ってるハズがない
そのための材料を与えてあげるのが、履歴書、職経歴書であり、それが広告です。
履歴書などで何を知ってもらう必要があるのか
- 応募者がどんな方で、どんな場面で活躍してもらえるのか?
- 自社の採用ニーズにマッチしているか?
- 社風は合いそうか?
- 長く勤務してもらえそうか?
転職活動をしている皆さんも長く働ける企業を探しているように、企業側も長く一緒に仕事をしてくれる方を求めているのです。
そのために「知らない誰か」から「応募者の○○さん」として知っていただく必要があります。
履歴書であなたがどんな人なのかを知り、職務経歴書で実際どんなことがお願いできそうかを知りたいのです。
私は多くの場合、まずは履歴書を見せていただくことが多いのですが、最初から上手く書けている人の方が少ないです。
つまり添削なしで出した場合に、まず書類選考を通すことが難しいことが多いということです。
[はじめにお伝えしたいこと]でも書いたのですが、「何もない」ことはないのです。
埋もれた魅力と、その掘り出し方を知らない方が多いのです。
それは「仕事としての実績が少ない」と思っていたり、「昔のことなどアピールするに値しない」とか。
ほとんどの方が自信がなかったり、謙虚すぎることが原因です。
こういったタイプの方は、そもそも自分の魅力を知らないので、その魅力を伝えられません。
また多くのネットの情報などは、「転職活動では実績をアピールしよう」とか「今までの経験で活かせることが必要」などと書いてあることが多いので、実績に偏りすぎて「私よりもっとできる人いますよね?」という書類になってしまうのです。
客観的視点が必要
今までのきちんとした経験やキャリアのある方は、今までどおりの転職活動をしてください。
あなたのやり方できちんと実績が積めている証拠です。
キャリアに自信がない方などは、ネットの情報を鵜呑みにしないでください。
実績や経験がないと本人が思っているのに、それを出せと言われても自信のない書類になることは確実です。
あなたにはあなたの魅力があるのだから、それを伝えれば良いだけです。
私の過去の相談者の方は、「こんなことがPRになるんですね!」とおっしゃいます。
そして私の添削マジックにキョトンとします(笑)
基本的にご本人の書いたものを99%使用しているのですが、皆さん「これは私が書いたものだけど、全く違う」という感想を持ちます。
それは見せ方を変えたことと、1%のスパイスの効果です。
もちろんベースとなる材料をきちんと出すことからやります。
実は「自分一人で転職活動をする」これこそが、うまくいかない原因です。
自分自身を客観的に見られる人は、そんなに多くはありません。
だからこそ強制的に人の目を入れることで、客観的な視点を間違いなく入れることができます。
あなただったら、どんな人と働きたいですか?
私は「誰でもこれをやったら必ず成功する」という手法はないと思っています。
皆さんの生き方、価値観全てが違うと思っているので、100人いたら100通りの方法があると思っています。
ですので「これを書けば良い」というものではないので、具体的にこう書こう!という例が挙げられず申し訳ないのですが・・・
ひとつ言えるのは、面接という次のステップへ進めるための履歴書・職務経歴書です。
「あなたと会ってみたい」と企業に思ってもらえるようにすることは大切です。
あなたも「私と会ってみませんか?」の気持ちで伝えてみてください。
あなたが応募する会社の人なら、どんな人なら会ってみたいですか?
どんな人と一緒に働きたいですか?
その人物像の中にあなたがすでに持っているものはありませんか?
これが履歴書や職務経歴書を書く糸口となります。
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