キャリアは一歩一歩確実に

準備編

こんにちは。だっぴっぴです。
転職をしようと思って思い立ったものの、何から手をつけていいかわからない。
履歴書や職経歴書に書けるようなことがない・・・・

心配、不安、たくさんおありだと思いますが、まず私がお伝えしたいのは、焦らないことです。
その上で転職活動に大事なのは、「マインド」と「準備」です。

まずは焦らない

キャリアというのは、ただの経歴とか、現在の仕事などの点(ポイント)の話ではありません。
そもそもキャリアを日本語に訳すと、「経歴・職歴」などとなっているので仕方ないのですが、
本来は「働く」ということを通じた、人生そのもの、生き方を示した、ずっと続いていく線(ライン)で考えるものです。

だからこそ、「職歴が浅い」「ブランクが長い」という方は、赤ちゃんと一緒だと思ってください。
赤ちゃんはお母さんのおなかで大事に育てられて、この世に生を受けてからも、一人では生きられません。
大事に育てて、日々成長して、話したり歩けるようになります。
最初から一人で何もかもできる赤ちゃんなんているわけないですよね。
無事に成長できているということはお母さんが、大事に今まで育児を頑張ってきたからです。

人はこの世でこの生を終えるまで、一人だけで頑張っていくことは難しいのです。
私自身も、周りの様々な方に手助けしていただいて、今の自分があります。
一人で今後の人生を考えていくことは、限りなく果てしないです。
何があるか未来は誰にもわかりません。
だからこそ、使えるものは使い、頼れるものは頼り、ご自身が幸せになれる方法を選んでいただきたいと思います。

しっかりと準備をする

焦らないの次は、しっかり準備をすることです。
この準備には実際に履歴書を書くといったこともあるのですが、マインドを作るといった気持ちのあり方なども含まれます。
最初にお伝えしたいのは、現在の転職市場は言うほど売り手市場ではありません。
特に職歴があまりない方、経験のない職種へチャレンジしようとしている方にとっては。
また新卒の時にしか就活をしていない方、以前の就活がかなり前だという方は、その頃の就活テクニックはもう使えないと思っていただいた方がいいと思います。

例えば履歴書の書き方ひとつとっても、転職サイトなどに掲載されているものは新卒者向けが多く、転職者向けに活用できるものは多くありません。
私の相談者の方の多くも「ひとまず一旦履歴書を書いてみてください」とお伝えすると、テンプレートを書き換えたのか?と思ってしまうほどに同じ書き方をしています。
それほどテンプレートのような就活の方法しか、世の中に出回ってないということです。

リアルな生の就活は、テンプレを書き換えることで決まるほど甘くはありません。
なぜなら企業側も人間であり、採用担当者もこれまで多くのテンプレートを目にしているからです。
ご自分では自分の経験や言葉にあてはめたつもりでも、数多く見てきた担当者にとってはテンプレであることに変わりありません。
だからこそ固定概念を壊す準備と時間も必要です。

最初から全部を叶えようとしない

就活においては、赤ちゃんと一緒ともお伝えしました。
これはキャリアについても言えます。
例えば、これから離婚をして一人で子供を育てていかないといけないお母さんがいます。
おそらく正社員で、子供を養える給料もあり、休みや残業時間なんかも融通が利く仕事を探したいと思われるでしょう。
もし離婚したいお母さんが、現在進行形で仕事をフルタイムでしているのであれば、可能性はゼロではありません。
しかし時短のパートのみ、専業主婦からの仕事探し、ブランクが1年以上ある。
こういった方は全てを叶えるのは難しいと考えて動いた方が良いです。
全部を最初から叶えようとすると、ほぼ採用は難しくなります。

だからこそ使えるもの、活用できるものは全て使って、カバーできるところはカバーするのです。
例に出すとすれば

ケース1.ブランクはあるが復職が難しくない資格などがある

  • ひとまず時短パートで実務経験の実績を積み、(直近のブランクを埋めることが最優先)もう少し子供が大きくなってからフルタイム、正社員を目指す
  • 時短なのでお迎えや突発的な熱などは全て自分で対応する
  • 収入面は手当などを活用しカバーする

ケース2.資格などは特にないが、現在でもパートの実績がある

  • 経験職でフルタイムや正社員で、収入重視で仕事を決める
  • お迎えや突発的な熱などは活用できる制度や有料のサービスを利用し、仕事に穴を開けない対策を取る
  • 一定以上の収入がある場合は手当ももらえないことが多いので、手当と収入のバランスも考える

ケース3.専業主婦で経験も資格もない

  • まずは雇用形態や職種にこだわらず、できる仕事で実績を作る
  • お迎えや突発的な熱は全て自分で対応するか、一部利用できるサービスなどを活用する
  • 収入面は手当などでカバーする

このようにその方の今までの職歴や、使えるものはどんなものがあるかによってひとまずのラインに乗ります。
ラインの先には正社員とか自分一人で養える収入などを設定し、そこに向かって走っていくイメージですね。

これはあまり職歴のない、独身の方や既婚のお子様のいない方にも言えます。
実家暮らしで一人暮らしをしたいと思っていても、同時に正社員と一人暮らしを取りに行くのはお勧めしません。
先に仕事を決めておけば、安定収入があるので部屋を借りるぐらいなんてことはないのですが、無職や収入の低い状態で賃貸を契約するのも簡単ではありません。
実家にいる間だからこそ貯金もできたり、多少給料が安くても実務経験を積むことに重きを置いたりできますからね。

何より就活においては、「社会人としての経験」が重要なのです。
なにはともあれ「ちゃんと働ける人だ」という信用は、働いた実績でしか見せられないからです。
まずはこの「ちゃんと働く」というための「職を得る」ことが、何よりも大事なことだと考えてください。

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